俺?CEOだよ。社員いないけど

めんどくさいことばかり考えている26歳起業家「FL G4ng」の日記。頭の整理のためにゴミを投下します。

【FL G4ngの千夜五百冊 第4夜】壇蜜「壇蜜日記」

 

2週間ぶりくらいの更新か?一応この企画は「二日に一冊消費する(そして読んだものをさっさと処分しないと本棚が倒壊する)」という目標の下に進んでいるけども、残念ながらペースは遅々としているし、なんなら今日紹介する本は電子版で買った。もう本に埋もれて死んでいくしかない。

 

噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫)
壇 蜜
文藝春秋 (2018-01-04)
売り上げランキング: 41,635

ところで、僕は20歳くらいからあまり地上波のテレビを見なくなった。芸人のラジオは好きなのでよく聴くし、大体芸能人の名前もSNSで流れてくるネットニュースなんかで見て頭に入っているけども、未だにブルゾンちえみのネタをちゃんと見たことが無いし、りゅうちぇるは静止画の情報のみインプットしてある。色々と雰囲気だけを掴んでいるような感じである。スポーツやドラマは見るけど、NetflixやDAZN、You Tubeを利用する。テレビは、それらを大画面で楽しむためのものでしかなくなりつつある。

 

なので、タレント壇蜜は僕の中では作家に近い。彼女がテレビに出始めたときには既にテレビから離れていたからだ。彼女は本著で「(芸能界から)消えた、消えたと言われる」と書いているが、そもそも出てきたのもよく知らないし消えたのも知らない。動いている姿をあまり見たことも無い。ただ、芸能界というハイテンションで特殊な業界で働いているにも関わらず、気怠そうで少し捻くれた面白い文章を書く。そして、ありきたりな表現をすれば、本当に他人の日記を盗み読みしているような感覚を味わえる。彼女の才能の成せる業なのだろう。

 

ちなみにこの本、今までにシリーズで「壇蜜日記」「壇蜜日記0」「壇蜜日記2」「壇蜜日記3」、そして今月出た最新作「壇蜜日記4」まで出版されている。毎日の短文日記が1年分載ってるというスタイル。特に何が起きるでもなく、淡々と「決してトップクラスではない芸能人の日常」が書かれている。しかし連続して読んでいると、確実に少しずつ人間性が成熟している(年下のくせに何言ってんだって話だけど)。何年も他人の人生を覗き見するのは不思議な感覚だ。舞台となる生活に劇的な変化はない。そこがまたいい。

 

特筆して何が面白いかと言われれば、特筆すべきものがないような生活を送っているのに芸能界で生き残っているのが面白いとしか言えない。まずこの方、1日の大半寝ている。ずーっと「眠い」と言っている。もしかしたら働き者で「眠い」は芸風なのかもしれないが、眠いことについてはこの日記を読んでいると結構合点が行く。アダルトな作品に携わっているからか、中々世間からの風当たりが強いようだ。おそらくたくさん寝ることは一種の処世術というか、生存戦略なのだろう。寝ることが精神のリセットに役立つのは、よく知られていることである。それにしても寝過ぎだけど...。それに、そんな洒落臭い話ではなく単純に寝たいだけ寝ている可能性も否定できない。羨ましいような気もするが、真似をする勇気はない。

 

また、日記というだけあってかなりざっくばらんに日々の出来事を書いている。決して良い女を気取るようではなく淡々と「男に抱かれた」とだけ書いていたり、「(ギャンブルはやらないけど)自分がパチンコになった。許して欲しい。金が良かったのだ」と書いていたり、偉そうな権力者に「毛根滅びろ」と毒づいたり、被災地に祈りを捧げたり、なんの才能も無い年増女だと自虐したりしている。半分くらい自虐なので、こちらの精神が安定しているときに読むのをオススメする。

 

最後にもう一つ面白い点をあげるならば、「壇蜜日記」から「壇蜜日記4」になるにつれ、 齋藤 支靜加(本名)の部分を出すようになってきている(気がする)。TVの露出が減ったから壇蜜でいる時間も減ったのだろうか。


これを書いているときに、ふと見た新しいドラマの制作を報じるネットニュースで壇蜜を発見した。おぉ、今日も生き残ってるみたいだ。壇蜜日記は出版社に打ち切られてしまったような記述を壇蜜日記4でしていたけど、5も出せないもんかね。

 

噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫)
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