俺?CEOだよ。社員いないけど

めんどくさいことばかり考えている25歳起業家「黒なんとか」の日記。頭の整理のためにゴミを投下します。

僕の心をザワつかせる古市憲寿について


古市憲寿がハーフについての問題発言でまたまた炎上しているらしい。ワイドショーでの発言だしどうでもいいっちゃどうでもいいのかもしれないが、僕は古市憲寿が話題になる度に心がザワザワするので、ここらで少しまとめておきたいと思ってこの記事を書いている。

確か僕が学部一年生、5年前くらいに古市憲寿「絶望の国の〜」が出版され、話題騒然となったことを今でも憶えている。学部の先輩にも「これ革命的だよ」と賞賛している人がいて、その人に押し付けられるように借りさせられた(ちょっと読んで返した)。
 

絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫)
絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫)
posted with amazlet at 16.01.02
講談社 (2015-11-06)
売り上げランキング: 10,873




これを既に読んでる人は「どこが革命的だったんだよ(苦笑)」と思われているかもしれないが、ミニマリストやら草食系男子といった言葉が市民権をすっかり得た現代への分岐点となった一冊として考えれば、革命とは言いすぎかもしれないが社会に影響を与えた本では間違いなくあるだろう。

 

 

 

古市憲寿は悪くない

そもそも「絶望の〜」をななめ読みした時点で少し気持ち悪さを感じてはいたのだが、僕にとって決定的となる出来事は朝まで生テレビに彼がおそらく初めて出演したときに起きた。朝生の中年論客たちが古市の価値観についていけない、理解ができないという件に差し掛かったところだった。

論客A「じゃあ君は一体どんなときに幸せを感じるわけ!?」

古市「えっと...チョコ食べてる時とかですかね」

一同「(ポカーン)」

僕もポカーンとなった。別に古市の食の好き嫌いなんて心底どうでもよい。「若者世代の旗手」としてマスメディアに扱われているこの男の色んな意味でのスケールの小ささに、ガックリしてしまった。それ以来距離を置くようにしている。

しかし、よく考えれば古市は何も悪くない。自分が思ったことを本にしたら売れて、マスメディアから「若者代表論客」としてお呼びがかかるようになった。ただそれだけのことだ。彼に公人として振る舞う責任など、どこにも無い。しかし僕は願ってしまうのだ。彼がもう少しマクロ的な視座で戦略的に行動してくれないだろうか、と。もちろんマスメディアに出ている若手タレントにはこんなことを期待したことはないので、僕は彼の「社会学徒」という肩書きに勝手に公人というステータスを見出しているだけなのかもしれない。

僕は間違っているのだろうか。彼が「劣化」という極めて攻撃的な言葉をマスメディアで使って炎上したところで、彼に出演オファーが来なくなればそれでいいのだろうか。

彼はタレントとしてマスメディアに出ているわけではなく、明らかに「学者枠」で出ている。少なからずお茶の間では「社会学のセンセー」と思われているだろう。そしてその枠には、やはりそれなりの責任が伴うのではないかと僕は思っている。だが、よく考えればその枠を設定したのは彼自身ではなく、大衆だ。彼が「僕、別に学者のつもり無いし、なんでそんな責任感じなきゃいけないの?」と言えば、その通りかもしれない。実際彼は肩書きだけ見れば、1人の院生である。

彼は悪くない。だからこそ、僕の心をこの上なくザワつかせるのだ。

最後に

ふと思う。「社会学のセンセー」がハーフの容姿に対して劣化という言葉を使ったり、あるいは合唱隊の少女たちの容姿を公の場で貶したりしている映像をお茶の間にお届けして1番ダメージを受けているのは、日本の社会学なのではないか、と。